快適トイレリフォーム 高齢者にもおすすめなトイレ
日本は今、高齢化社会と言われており、至るところでその対策に追われている現状があります。
老人介護施設や介護士の不足はもちろん、家庭でも高齢者を介護しながら生活しているところもめずらしくありません。
そうした時代のニーズに沿ってトイレメーカーも高齢者の使いやすさ、快適な空間を重視した製品やサービスをどんどん準備しており、宣伝しています。
それでは高齢者がいる家庭で考えるべきトイレ環境とはどのようなことなのか、ここではそのあたりの話をしていきたいと思います。
まずトイレを高齢者向けにすると言っても、いろいろな方法がありますが、最初に思い浮かぶのはバリアフリーではないでしょうか?
高齢者の中には足の弱くなった人も多いですし、今は大丈夫でも年齢とともに確実に衰えていきます。
また転倒などが原因で足を悪くしてしまい、その後車いす生活を余儀なくされるケースもめずらしくありませんから、足元から見つめなおすのが一番良いでしょう。
そしてスムーズにトイレ内や便座へ移動できるように手すりを設置することも大切です。
ほかにも背もたれをつけたり、肘おきをつけたりいろいろなオプションがありますから、この点は各メーカーに問い合わせてみてください。
バリアフリーにかかる費用はどのようなプランにするかにもよりますが、安ければ5万円から10万円程度でできますし、平均して20万円から50万円くらいかかります。
次にバリアフリー以外の面でもゆとりの持てるトイレスペースを確保するのは重要なポイントで、特に車いすの場合出入りするためにスペースが必要になりますから、開閉幅を90センチ程度、便器前や左右のスペースが1m程度空いているほうが使いやすいです。
とは言え、こちらはトイレ内の広さそのものを変更することになるので、バリアフリーにするのと比べるとやや高額になります。
新築の場合はあらかじめ打ち合わせておけばいいのですが、詳しい金額はメーカーと相談することになるでしょう。