トイレ交換時期 寿命って?
リフォームに関する話題を見ていると、よくトイレの便器はどれくらいの頻度で交換すればいいの?という疑問を見かけます。
確かにトイレの便器は使用頻度が高い割には劣化もそれほど目立たないことが多いですし、意外と見落としてしまう部分でもあります。
しかしトイレはほかの家電製品などと同じように年々進歩していて、新製品も続々と登場しています。
まず純粋にトイレの便器の寿命だけで言えば、陶器でできているものなら割れたりしなければいつまでも使えるので100年は持つでしょう。
ただトイレは便器だけでなく周辺の設備や室内の劣化のことも考えて選ぶ必要がありますし、今はエコの意識も昔よりはるかに高くなっており、省エネのトイレも数多く販売されていますからだいたい20年を目安に交換するのが良いと言われています。
交換のタイミングを見失ってしまった人も多いかもしれませんが、便器がまだ綺麗だから使えるという考えではなく、新しい製品でどれだけ電気代や水道代がコストダウンできるのかという点に注目すると買い替えの決断もできるはずです。
便器がまだ綺麗だから使えるのに交換するのはもったいない、交換に多額のコストがかかってしまうという意識の人は、おそらくトイレがどれだけ水道代・電気代がかかっているか注目していないでしょう。
およそ20年前の便器を使っている家庭はほかの家電製品と比較してもトイレの水道代・電気代ともにトップクラスの使用量で、特に水道代は全体の3割がトイレだと言われています。
4人家族のトイレの使用頻度は一日あたり50分程度なので、時間あたりの水道代を考えると非常に高いですし、故障してしまっても部品がなくなっている可能性が高いです。
つまり将来のことを見据えれば早い時期に買い替えたほうがむしろコストダウンになります。
また、最近では省エネトイレの代表格としてタンクレス型の便器がスタンダードになりつつあり、必要なスペースも大幅に少なくなりました。
その分広々とトイレを使えるのでその点もメリットと言えるでしょう。